THEME:

山の恵み

AREA:

「くさい」「かたい」。そんなジビエのイメージを覆すのが、早川ジビエだ。曾祖父の代から猟師を営む望月さんは、長年の経験を活かし、獲るタイミングや処理のスピードに徹底してこだわる。その熟練の技術から生まれるジビエは、驚くほどやわらかく、ひと口ごとに濃厚な旨みが広がっていく。動物の命と真っ直ぐに向き合う職人が届ける、山の恵みに出会う旅へ——。

Featuring

早川町ジビエ処理加工施設

早川町に生息する天然の鹿や猪などを捕獲し、処理・加工から食肉販売までを一貫して行う。鹿を仕留めるのは、曾祖父の代から猟師を営む望月秀樹さん。早川町ジビエは、匂いやくせが少なく、肉本来の旨味がギュッと詰まっているのが特徴。併設のジビエミニレストランやまとでは、そんなジビエを使ったロースト丼やしゃぶしゃぶを味わえる。

住所:山梨県南巨摩郡早川町草塩503
電話番号:0556-48-8086
営業時間:<直売所>10:00~18:00、<レストラン>11:30~17:00
※平日のレストランは予約制となっております。当日9時までにご連絡ください。
また、イベント等により不在の場合もございますので、事前に電話で確認のうえ、ご来店いただけますと幸いです。
定休日:月曜日・火曜日

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The Secret

これが本物のジビエ?

南アルプスの山々に囲まれ、ニホンジカをはじめとする野生動物が数多く生息する早川町。そんな早川町で猟師の望月さんが営むのが、早川町ジビエ処理加工施設だ。ここでは、山での捕獲から処理、加工に至るまで、すべての工程を望月さん自らが行っている。ここで生み出されるジビエを一口食べれば、「これがジビエか」と驚くはず。くさみを感じさせず、キメ細かくなめらかな食感。その美味しさの秘密は、長年の経験で培った圧倒的な技術にあった。



鹿が食事をしている時や眠っている時を狙って、頭か首を撃ちます。リラックスした状態で仕留めることで、鹿に余計なストレスがかからず、肉の旨みが損なわれないんです。あとは、処理のスピード。菌が付着しないように注意しながら、1時間以内にはすべての処理を終わらせるようにしています。

HELLO

(Heart)

好きなだけじゃない。
猟師として、この町のためにできること。

望月さんが狩猟に興味を持ったきっかけは、幼い頃に父の狩猟について行ったことだった。実は望月さんの家系は、曾祖父の代から続く猟師一家。食卓には父が仕留めた鹿や鳥の肉が並ぶこともあり、いつからか「自分もやりたい」と思うようになったという。20歳の頃に狩猟免許を取得し、2014年にジビエ処理加工施設の運営をスタートした。そして望月さんが狩猟に向き合うのには、もう一つの理由があるという。それは、早川町の獣害を減らすこと。鹿を中心とした野生動物が多く生息する早川町では、農作物の被害が深刻化している。地域の暮らしを守るために、増えすぎてしまった命を捕獲する。そこには、生まれ育った早川町に貢献したいという想いが込められていた。

昔から、遊ぶように楽しく暮らしたいと思っていて。自分が夢中で楽しんでいることが、結果として誰かの力になったり、まちを盛り上げるきっかけになったり。そんなふうに、好きなことで早川町に貢献できたら、それが一番嬉しいですね。

店内には、望月さんが仕留めた熊の写真が飾られていた。

鹿の皮から作られたリュックサック。「命を無駄にしない」という望月さんの想いが宿っている。

A Special Dish

早川町の自然をいただく、贅沢な食体験を

ジビエ処理加工施設を運営するなかで、「新鮮なジビエを直接届けたい」という想いが芽生えた望月さん。2016年、その想いを形にした直売所&ミニレストランをオープンした。直売所では、精肉からペットフードまで、自慢の品々を実際に手に取りながらじっくり選ぶことができる。併設のミニレストランでは、購入したお肉をその場で焼いて味わえるほか、鹿肉ロースト丼やしゃぶしゃぶ、地元の旬野菜をふんだんに使ったカレーなど、ここだけのメニューも充実している。
望月さんが生み出すジビエは、単なる食事ではなく、早川町の自然そのものをいただく贅沢な体験。澄んだ空気の中で、こだわり抜かれた一皿をゆっくりと味わう時間は、きっと心まで満たしてくれるはず。早川の山を愛する猟師が繋ぐ、とっておきの一皿に会いにいこう。

素材本来の味を活かす。それが一番のこだわりです。私たちは動物の命をいただいているので、鹿の骨から出汁をとってカレーのスープに仕上げるなど、その個体を余すことなく使い切りたい。命を無駄にしないという想いを込めて、一皿一皿を提供しています。

人気の鹿肉ロースト丼。ひと口食べれば、そのしっとりとしたやわらかさに驚くはず。

しゃぶしゃぶセットも人気の一品。

直売所には新鮮なソーセージやタンなどがずらり。

味噌煮やカレー煮などの缶詰めは、お土産にもぴったり。

「くさい」「かたい」。そんなジビエのイメージを覆すのが、早川ジビエだ。曾祖父の代から猟師を営む望月さんは、長年の経験を活かし、獲るタイミングや処理のスピードに徹底してこだわる。その熟練の技術から生まれるジビエは、驚くほどやわらかく、ひと口ごとに濃厚な旨みが広がっていく。動物の命と真っ直ぐに向き合う職人が届ける、山の恵みに出会う旅へ——。

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