一年を通してさまざまなフルーツを味わえるフルーツ王国・山梨。
ぶどう・もも・すももは日本一の生産量を誇り、新しい品種の開発も盛んです。
この記事では山梨で味わえるフルーツのほか、フルーツ温泉やぶどう造りなど、さまざまな方法でフルーツと触れあうスポットをご紹介します。
INDEX
フルーツ王国・山梨で味わえるフルーツは?
山梨県は一年中さまざまな果物が楽しめる、フルーツ王国。
特に「ぶどう」「もも」「すもも」の生産量は、山梨県が全国1位です。
ぶどう
約1300年前から生産されていると言われる、山梨県を代表するフルーツ・ぶどう。栽培面積・生産量ともに日本一を誇ります。
品種は多岐に渡り、近年非常に人気のあるシャインマスカットのほか、巨峰、デラウェア、ピオーネなどが有名。山梨県発祥の「甲州」は、ワインの原料としても知られています。
もも
ぶどう同様、栽培面積・生産量ともに日本一。7月の東京中央卸売市場で取引される桃のうち、約80%が山梨の桃です。
代表的な品種である「白鳳」「浅間白桃」のほか、2019年に登録されたばかりの「夢桃香」も人気です。
すもも
ぶどう・ももと同様、栽培面積・生産量ともに日本一。
スーパーでもよく見かける「ソルダム」のほか、山梨県オリジナル品種の「サマーエンジェル」なども注目されています。
さくらんぼ
寒冷地で栽培されるさくらんぼは、日本で栽培できる南限が山梨と言われています。
山梨県ではおもに「佐藤錦」「高砂」「香夏錦」などの品種が栽培されています。
柿
山梨県で栽培されている柿の中では、特産品のひとつである「ころ柿(干し柿)」が有名。ころ柿のほか「松本早生」や「富有柿」なども多く栽培されています。
いちご
山梨ではいちご狩りができるスポットもたくさんあります。
通常のいちごは冬から春にかけてがシーズンですが、農園によっては夏に収穫できる品種を栽培している所もあり、いちご狩りが長く楽しめます。
山梨のフルーツを楽しめる!人気スポット
山梨ではフルーツを食べるだけではなく、それ以外の方法で楽しめるスポットもたくさんあります。ここではその一部をご紹介します。
山梨県笛吹川フルーツ公園
山梨市にある「山梨県笛吹川フルーツ公園」は、さまざまなフルーツや花などの自然を一年中楽しめる公園です。
季節ごとに実るフルーツの収穫体験や、フルーツを使った料理教室など、フルーツとふれあうイベントが人気。本格的なアスレチックや遊具もあり、大人も子供も飽きずに遊べます。
春から秋にかけては、アメリカ・ウェーバー社のグリルで楽しめる本格的なBBQも(予約制)。
山梨には山梨県笛吹川フルーツ公園のほか、多くのフルーツ農園もありますので、ぜひ訪れてみてください。
やまなしフルーツ温泉ぷくぷく
季節ごとに変わるフルーツ風呂に癒される、人気の日帰り温泉。
山梨の郷土料理を味わえるレストランやお休み処などもあり、一日中のんびり過ごせます。
甲府盆地を一望できる温泉からは、昼は富士山・夜は美しい夜景を眺めることができます。
笛吹ワイン
笛吹市のワイナリー「笛吹ワイン」では、毎年7月下旬からワイン造り体験を開催しています。
ぶどうの食べ放題やぶどうの足踏み体験を楽しむこともでき、それが終わったらオリジナルのワインラベルをデザイン。後日、自宅にワインが届きます。
シャトー勝沼
ワインの試飲も楽しめる、明治初頭設立の歴史ある醸造所。
一年かける「ぶどう造り体験プログラム」では、冬におこなうぶどうの木の剪定からスタートし、苗木植えやぶどうへの傘掛けなど、本格的な農作業を体験。秋の収穫まで、一年を通じてぶどうを育てる経験が味わえます。
春には、前年のぶどうから醸造したワインの瓶詰めも可能。その場で持ち帰ることができます。
山梨発!注目のフルーツ新品種は?
フルーツ王国・山梨では、さまざまなフルーツの新品種が生まれています。
ここでは、注目の新品種をご紹介します。
甲斐ベリー7(ぶどう)
「サニードルチェ」と「シャインマスカット」を掛け合わせて開発した、山梨県のオリジナル品種。2022年9月に初収穫された「甲斐ベリー7」はまだ市場に出回っておらず、ふるさと納税の返礼品としてのみ味わうことができます(2023年2月現在)。
皮が薄く酸味が少ないことから食べやすく、今後の有力品種として期待されています。
夢桃香(もも)
ちよひめと八幡白鳳を掛け合わせた「モモ山梨6号」と「日川白鳳」を交配し、2019年に登録されたばかりの新品種です。
完熟すると柔らかな口当たりになる通常の桃に比べ、夢桃香は肉質が固め。ほかの桃とは違った食感を楽しめるほか、収穫後も柔らかくなりにくいため日持ちします。