山梨発・桃の新たな可能性を発掘する――「やまなしスイーツ」産地見学会開催!

美酒・美食体験
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最終更新日: 2026.07.30
やまなしイノベーションストーリー 山梨の事業支援は次元違い。無尽文化の山梨で生まれる挑戦と衝撃

山梨発・桃の新たな可能性を発掘する――「やまなしスイーツ」産地見学会開催!

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最終更新日: 2026.07.30

ぶどうや桃、すももの生産量が日本一を誇る山梨県。「フルーツ王国」とよばれるにふさわしく、盆地特有の日照時間や昼夜の大きな寒暖差により、高品質な果物が一年中栽培されています。

数あるフルーツの中でも、山梨の初夏を彩る絶対的シンボル「桃」に焦点を当て、2026年6月29日、「やまなしスイーツ」産地見学会を開催しました。集まった参加者は、桃栽培の基本や品種による違い、農産物が畑から消費者の手元に届くまでの流通の仕組みを学び、さらには実際に食べ比べなどを通じて、山梨の桃が秘めた未知なるポテンシャルを探る、貴重な機会となりました。

当日のプログラム~果樹試験場・桃の共選所見学と桃の活用法について

当日はメディアや県内外の飲食店・生産者をはじめとする方々が参加し、山梨の桃がもつ新たな可能性について学びました。

主なプログラム

・山梨県果樹試験場(山梨市)
~新品種育成の取り組み、桃栽培の基本、桃ソムリエ制度について

・JAフルーツ山梨 かのいわ中央共選所(山梨市)
~桃の共選所における選果方法の見学

・ Museum café Sweets lab 葡萄屋kofu(笛吹市)
~桃ごとの硬度、糖度の違い、産地による違いと桃の活用について

具体的にはどんな内容だったのか、プログラム内容をそれぞれご紹介しましょう。

桃の栽培方法や品種ごとの違い

山梨県果樹試験場とは、果樹の新品種の育成、栽培技術や病害虫対策、土壌肥料などの研究を専門的に行う公的研究機関です。ここ近年の加速する気候変動に対応した新たな栽培方法や、新しい農薬の効果検定などにより、農家が安全で安定した収穫を得るための技術支援もしています。

参加者が最も興味をもって、耳を傾けたのが品種ごとの特徴と、新品種育成への取り組みでした。山梨県のオリジナル品種である「夢桃香(ゆめとうか)」「夢みずき」について、理解を深め、どのような食べ方が向いているかなどのレクチャーを受けました。

「夢桃香(ゆめとうか)」

果実重は300g程度と、早生品種としては大玉。
カットしても変色しにくく、程よい硬さが維持できるのが特徴。
完全に軟化したいわゆる“やわらかい桃”にはならないので、加工品に向いている。
甘味と酸のバランスに優れている。
収穫後に果肉を赤くしたり、またセラーなどで程よくやわらかくして形を作ることもできるので、様々な可能性が広がる。

「夢みずき」

桃らしい桃。
大玉で着色もよい。
果肉がしっかりしていて、果汁も多い。
糖度15度程度で、酸が低く、誰もが好きな桃。
生でそのまま食べると香りもよく美味。

実際の畑を目の前に、土づくりから栽培管理、収穫に至るまでの膨大な基本的作業について説明がありました。桃はたくさんの工程が絡み合い、そのほとんどが機械に頼れず、手作業で行うことを学び、一筋縄ではいかない畑仕事の全体像を把握できる機会となりました。

出荷までの流れと選果基準

JAフルーツ山梨 かのいわ中央共選所は、まさに桃のシーズン真っ盛り。桃の一大産地、山梨県の中でも上位の集荷力を誇り、生産者数は約400軒ほど、1日30t~最盛期は60tの集荷量を超え、JAフルーツ山梨の中でもトップクラスを誇ります。

形、着色、重量、糖度の厳しい選別基準が設けられ、最新の透過式糖度センサーで選果された山梨の甘くておいしい桃たちが箱詰めされ、全国へと運ばれていきます。

今年の夢桃香は、特に美味しい仕上がりといいます。包丁を入れると果汁が溢れ、共選所スタッフも驚くほどだそうです。そんなお話に参加者からは歓声がわきました。

スイーツへの活かし方

山梨県立博物館内にある「Museum café Sweets lab 葡萄屋kofu」は、県産果実を活用したスイーツにより観光振興を図る拠点施設として2024年2月にオープンしました。産地ならではの「旬の果実を活かしたスイーツ」を体験できるカフェとして、観光客をはじめ県内外の多くのファンの心をつかんでいます。また、若手パティシエを育成するとともに、そのスイーツを販売するチャレンジショップとしても営業しています。

ここでは実験さながらに、糖度計で糖度をはかり、桃ごとによる硬度や糖度の違いについて実感しました。極限まで樹上で完熟させる「木成完熟」は山梨産桃の大きな強み。木成完熟の桃を味わう機会はめったにないため、今回は参加者に実食していただきました。採れたてかつ、すでに熟しているため2~3日に使い切ることがベストで、南アルプス市、笛吹市など場所が違うと、桃の味も違います。さらに収穫のタイミングによっても変わるため、様々な味の違いを体験しました。

桃を食べ比べ、産地ごとの桃の違いを感じ、さらにはチーズやコショウ、塩とのマリアージュを試しました。そして、どのような活用法があるのか、桃のポテンシャルを参加者一人ひとりが考え、イメージを膨らませ、独創的なアイデアに思いを巡らせました。

規格外品の桃や、桃の甘さのキャラクターと質、それをどう使いこなすかをパティシエが考え、商品化する…それこそが、農家とパティシエの信頼関係を築くカギとなるでしょう。

また、2026年7月6日には、この産地見学を受けて、「やまなしスイーツ」の技術向上セミナーが開催されました。講義と桃の特性を活かしたコンポートの製法と応用のデモンストレーションの後、桃のコンポート製造の実践も行われました。その模様はこちらから。

山梨県産フルーツを使用したオリジナルスイーツを募集!

さらに、今年も県産果実スイーツに対する機運醸成及びパティシエ等の自己研鑽の成果を発表する場として「やまなしスイーツコンテスト2026」を開催します。

本コンテストは今年で3回目の開催となります。昨年度は県内外から44作品の応募が寄せられ、創意工夫に富んだハイレベルな作品が集まりました。 今年も、県産果実の新たな可能性を引き出すスイーツ作品を県内外問わず広く募集中です。
2026年8月16日まで応募受付中。詳細はこちらから

\今年も開催!やまなしスイーツコンテスト2026/
やまなしスイーツコンテスト2026。山梨県さんフルーツを使ったスイーツを大募集

\やまなしのスイーツ情報を発信中/スイーツマップ公開中。アンリ・シャルパンティエ 山梨県コラボレーション企画

\山梨の美酒美食を五感で体験する/やまなしの美酒美食体験解体新書  width=

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